日本では古くから、妊娠五ヶ月目に入った最初の戌の日に、妊婦さんが腹帯を巻いて安産祈願のお参りをする風習があります。
「戌(いぬ)の日」とは十二支の十一番目で、12日に一度巡ってくる日のこと。お産がかるく、たくさんの子を産む犬(戌)は昔から安産の守り神として信仰されています。それにあやかり、戌の日には、妊婦さんと赤ちゃんの健康を願って、安産祈願を行うようになったと伝わります。
筥崎宮楼門そば右側の朱色の垣根の中に植えられている松は「筥松」と呼ばれ、その昔、神功皇后が応神天皇をお産みになられた時の御胞衣(へその緒と胎盤)を埋めた場所に、標し(しるし)として植えられた松と伝えられています。このことより、母と子の守り神、安産成就の神として昔から信仰されています。
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